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グローバルビジネスの世界で英語の人材教育を行うには

グローバルビジネスの世界で英語の人材教育を行うには

英語スキルが必須の時代に

現代社会はグローバル人材の育成が必須となっており、海外にビジネス展開をする企業はもちろんのこと、来日する外国人向けのビジネスや旅行者や観光客などへの対応も求められます。
少子高齢化していく日本において業績を伸ばしていくには、世界の市場に目を向けた製品開発や海外進出も不可欠です。
そのような中で世界共通語ともいえる英語のスキルは必須スキルといっても過言ではありません。
すでに英語力を有している人材をはじめ、英語に自信がないという人材の教育も求められます。

店舗や接客業務での英語教育

英語の人材教育は、グローバル人材の育成が必須に
かつては英語教育といえば、オフィス業務や海外担当者、営業や商談などに携わる人材などに実施すれば済みましたが、今の日本はあらゆる場所に外国人旅行者やビジネス出張客、移住したばかりで日本語があまり通じないといった方がお客としてやってくる機会や電話などで問い合わせをしてくるケースも増えています。
そのため、店舗のスタッフや接客スタッフへの英語教育も重要になってきました。
店舗運営のスタッフや接客に携わっているスタッフは、日ごろは店舗運営や接客業務で忙しく、少人数でシフト制にて回しているケースも少なくありません。
そのため、なかなかまとまっての人材教育はしにくいところがあります。
そこで、方法としては業後の30分や、始業前の30分など参加しやすい時間帯に実施する方法です。
もちろん、残業の強制ではなく事前に集まれる時間を調整し、早出や残業代をつけて不満を持たれることのないように実施しましょう。
すぐに使える英語の習得が望まれる仕事なので、外国人講師に出張してもらい、接客や会計などに役立つフレーズを時間と人数に応じて無理のない量ずつ対話型で指導してもらうと習得が早いかもしれません。

ビジネス会話としての能力育成

外国企業と商談を行ったり、海外出張に行ったり、海外赴任して現地で活躍するための人材を育成するための英語教育は、よりレベル別や目的別にカリキュラムを組んで行っていくのがおすすめです。
社内に講師を呼んで研修ルームなどで集団授業を受けさせる方法や内部で英語講師を育成する方法、雇い入れて臨機応変に時間を設けてレッスンする方法もありますが、アウトソーシングを利用するのも1つの方法かもしれません。
社内の研修のほうが受けやすいというスタッフもいるものの、業務で抜けられない、外回りの営業で間に合わない、他の会議とかぶっている、出張中などの仕事状況でなかなか対象者全員がそろわず、同じ時期にスタートしてもトレーニングに差がついてしまう可能性があります。
一方、アウトソーシングの場合、近隣のスクールで特別のカリキュラムを組んでもらうことや既存のコースのグループレッスンや個人レッスンを会社の費用や補助費用で受講してもらいます。
外部に行くということで足が進まないという方も中にはいるものの、基本的に今後における自分の仕事の幅が広がり、昇格や昇給などにも繋がり、会社で費用も負担してくれるとなれば、積極的に足を運んでくれます。
対象のスタッフの職場や職種がバラバラで集団レッスンを行うために集まるのが難しい場合には、アウトソーシングを行い、職場の近くなどにあるビジネス英語教育を実施しているスクールで個人レッスンをできる環境を整えるといいでしょう。

検定の受験促進や検定対策

企業に雇用している人材にどのくらいの英語力があるのか把握するにあたっては、同じ基準で比較することで分かりやすく公平感も生まれます。
そこで、TOEICなどの検定試験の受験をサポートしましょう。
スコアの把握とともに、一定の目標を掲げることで個々人のスキルアップにも役立ちます。
スコアが一定以上をクリアすれば給料にブラッシュアップ手当てがつくなどの特典や、管理職になるにはスコアが〇点以上必要といった目標を設けるといいでしょう。
これによってスタッフも英語を学ぶことのモチベーションが高まり、自ら積極的に学び、検定試験にも積極的にチャレンジするようになります。
スコアアップのための受験対策講座などを、外部講師を呼んで実施する、受験しやすいように団体受験ができるように環境を整備するといった対策も検討しましょう。
一方、英語スクールなどに通う際の費用の補助や、一定のスコアを達成したらスクール費用を全額補助するなどの施策で個々人の学びをバックアップする方法もあります。