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就活で課される適性検査の英語対策法

得意な人でも対策が必須の適性検査英語

外資系はもとより商社などでは、就活に英語は必須です。
また、近年は企業のグローバル化、日本の観光事業推進などにより、どの会社でも英語のできる人材が重宝されることは間違いありません。
もはや英語ができない求職者は、それだけで大きくマイナスからスタートとなりますので、是非対策を行いましょう。
大学受験の時には良い成績だったという人も、言語は日常的に使っていないと、分かっていてもすぐには出てこない場合もあります。

英語と言えばSPI

SPIは、就活生で知らない人はいない適性検査の名称です。
正式にはSPI総合検査と言いますが、リクルートが提供している適性検査で年間 11,000社近くの企業が導入しています。
専用会場であるテストセンターで行われる他、webテスティングやペーパーテスティング、インハウスCBTなどありますが、英語能力検査と構造的把握力検査はテストセンターでしか受けられません。
企業がSPIで英語能力検査も行う場合、受験案内にその旨指示されています。

全体的なレベルは高校~大学受験レベルと言われていますが、同義語・対義語を選ぶような簡単な問題から、長文読解のような難解な問題まで様々あります。
センター試験で楽勝だったなら十分な難易度ではありますが、日常的に英語に慣れていないと、長文を読んでるうちに時間切れになる場合もあるでしょう。
言語は慣れですから、どんなに知識のある人でも訓練していなければすぐには対応できません。
自分の英語力を過信しないことが重要です。

どんな英語問題が出題されるのか

英語のレベルとしては、TOEICほど高難度ではないと言われています。
出題内容は英語の語彙力、英文理解力を測る問題で、選択形式で20分間30問程度が出題されます。
前半は語彙力を問う問題で、出題の単語と同じ意味の単語を選択肢の中から選ぶといった簡単な内容です。
次が英文の穴埋めで、正しい英文になるよう空欄に当てはまる単語を選択肢の中から選ぶといった内容になります。
そして最後が長文読解で、長文を読んで要旨に適したものを選択肢から選ぶことになります。

後半の長文問題を解く英語力は、一夜漬けで身につくものではないので、日頃から英語の長文に慣れておくことが大切でしょう。
多くの時間英語と触れることで読むスピードが上がりますので、問題集などで慣れておく必要があります。
これを機にTOEICの勉強をするのもいいでしょう。
非常に有利に働きますし、難易度的にもTOEICの方が上なので一石二鳥です。

テストセンターでの英語検査はどんなもの

テストセンターというのは、SPIを提供しているリクルートキャリアが用意した会場に行き、そこにあるパソコンで受検する方法です。
指定された会場に出かけて行って一斉に試験を受けるので、緊張しやすい人は注意です。

SPIには性格検査と能力検査、英語能力検査、構造的把握力検査がありますが、英語能力検査と構造的把握力検査は、テストセンターのみで実施されています。
どれを受検するかは企業からの受験案内メールで教えてもらえる場合もありますし、テストセンターの日程や会場を予約する時まで分からない場合もあります。
実はテストセンターでは、受検者の回答に応じて次に出題される問題を決めるというシステムが組まれていて、英語能力検査でもそのような仕組みになっています。

一般的には高校受験から大学受験レベル程度とされていますが、場合によってはネイティブレベルまで様々なレベルの問題が出題されます。
また、過去1年以内にテストセンターを受検した経験がある場合、最後に受検した結果を別の企業に送信することもできます。
新たに受検することを選んでも良いですが、一部前回結果を送信して、英語能力検査のみ会場で受検するといった活用も可能です。
新たに受検したのか前回結果なのかは企業に通知されることはありませんので特に心配はないでしょう。

SPIで英語を課しやすい企業の傾向

SPIで英語を出題する企業は、もちろん職務で英語を使う、海外と接触がある企業などが多いです。
ただし、大企業では現代のグローバル化を受けて、基本スキルとして出題する可能性もあります。
総合商社やマスコミは当然のことながら、メーカーやIT、金融業界でもSPIで英語を課す傾向があります。
企業によって合格ラインは異なりますので一概に言えませんが、もちろん成績優秀者の方が目に留めてもらえる確率が高いでしょう。
ただ、目安としては、多くの企業が6~7割の正解率であれば、面接に進めているようです。