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気になる採用面接の流れは会社の規模などによって異なる

気になる採用面接の流れは会社の規模などによって異なる

規模の大きな会社や応募者が多いケースの流れ

採用面接の流れは会社の規模によっても大きく異なります。
大手企業など規模が大きく一度の採用人数が多くて応募人数も多くなる企業では、選考と振り分けの作業が大きく関わってきます。
エントリーシートなどを通じて書類選考を行い、選考に通ったものだけが採用面接に進めます。
採用面接も応募者1名に対して複数の面接官というスタイルが最初からとられるケースはあまり多くなく、人数が多いゆえにグループ面接となることや、最初はディスカッションなどを行わされて、そこで面接に行く人が選考されるケースもあります。
グループ面接は同じ質問を一人ひとり答えていく形式などが多く、先頭バッターの人は考える余裕がなく、緊張感もあって上手く答えられないケースもある一方で、後に答える人は前の人と同じような意見や答えでは差がつけられないという焦りやプレッシャーを感じるので、いずれが有利・不利とは言い切れません。
面接官に自分をいかにアピールし、他の応募者と差をつけることや目立つことがきるか競い合ってしまうのがグループ面接の特徴です。
書類選考でふるいにかけた応募者をグループ面接によってさらにふるいにかけ、その後、次の面接へと進みます。
次の段階の面接は2名程度の面接官に対して応募者1人ずつの場合もあれば、またグループ面接であることもあります。
最初のグループ面接が5名から6名程度で行われ、次の段階は3名程度といった流れになり、面接官の数はそのまま3名から4名程度配置され、より厳しい質問や具体的な質問が行われるのが一般的です。
採用人数が多い会社の場合、ある程度人数を絞ったグループ面接が最終面接となることも少なくありません。
グループ面接の後に結果が通知されます。

大規模企業による中途採用の場合

会社の規模によって、採用面接の流れは様々

大規模企業による新卒採用では採用人数も応募人数も多いので書類選考やグループ面接が用いられる傾向にありますが、随時募集される場合やわずかな人数の中途募集の場合はどうなのでしょうか。
中途採用の場合、新卒のように一定期日までの応募が定められることや面接の時期などを指定されることはあまりありません。
早い者勝ちで先に応募した人が選ばれれば締め切られてしまいますし、応募があった順に書類選考のうえ、応募者の都合と調整したうえでの面接となります。
もっとも、選考の厳しさは新卒と変わることはなく、求める人物像にマッチするかをまずは書類選考段階で検討します。
これまでの経験や職歴なども踏まえて判断し、基準をクリアすると1回目の面接が実施されるのです。
この面接は人事統括部門や部門の総合窓口の担当者であることが多く、転職の動機やこれから希望する働き方などについて尋ねられることでしょう。
この面接にもクリアすると応募した職種や部門長クラスの人との面接が行われます。
中途採用の場合、即戦力としての活躍が期待されているため、その能力や経験があるのかを実際に現場を運営している担当者自らが確かめるということになります。
部門長とそれを補佐する役職にある人や、実際に管轄することになるチームの長などが面接に加わることもあるかもしれません。
実践的な内容にまで踏みこんだ質問や、ワークスタイルに関する具体的な希望や考えなどにまで質問内容が及びます。
この面接の結果、面接官や部門での検討が行われ、採用の合否が決まることになります。

規模が小さい会社の採用面接の流れ

中小企業やベンチャー企業、個人経営の事業所などの場合、採用の流れはもっとシンプルであることがほとんどです。
募集人数などにもよりますが、応募してきた人を書類でふるい落とすことなく、基本的に全て採用面接を実施し、学歴や年齢、経歴をざっと確認して社風や求める人材に合致しないケースを除き、採用面接に来てもらう手配をするのがよくあるケースと言えるでしょう。
採用面接も基本的に一発勝負であるケースがほとんどです。
中小零細企業では採用のことばかりに時間を割いていられず、面接に携われる人材も限られています。
そのため、少人数の小さな会社や社長の権限が高いところではいきなり社長面接が行われて採否が決まるところも少なくありません。
そのほか募集している職種の長による面接、社長と総務スタッフ、社長と職種の長といった組み合わせの面接が行われます。