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教員採用面接で対策しておくべきポイント

教員採用面接で対策しておくべきポイント

教員採用面接を受ける前の準備

教員を目指すなら筆記試験の対策をすることも大事ですが、採用面接の対策も怠るわけにはいきません。
最近は1次と2次に分かれ、1次がグループ、2次が個人面接などになっていることもあります。

個人面接では実践的な質問が多く投げかけられますので、具体的に生徒指導をする場合や保護者対応をする場合なども想定して対策を考えておかなければいけないでしょう。教師として働く上での総合力が問われるため、具体的にどのように答えていけば良いか、なるべくたくさんのパターンを学んで準備しておきましょう。
憧れの教壇に立つためには、訓練あるのみです。

第一印象の対策ポイント

教員採用面接対策

まず基本的な部分では、外観の印象が大きなウェートを占めます。
面接試験で試験官が最初にチェックするのが外観です。
身だしなみはもちろんですが、表情や声、立ち居振る舞いから人間的な部分を見極めます。
わずか数秒でそんなところまでチェック出来るのかと思いますが、第一印象は生徒にとっても保護者にとっても重要なポイントです。
一番良くないのは、自信がなさそうにおどおどしている印象や、暗く沈んだ印象です。

例え優れた実力があっても、最初の印象だけで質疑応答があって無いものになってしまっては意味がありません。
これは教師という職業である限り、精神的に他者に快さを与える人材でなければいけないという根強い方針に基づきます。
実際、未熟な子供ほど快不快はあらゆる面で意欲に結び付きやすいですから、致し方ないと言えるでしょう。

とは言っても、生まれつきの外観を変えることなど出来ないと思うかもしれません。
でも実は心持ちひとつで印象は大きく変えられます。
最強なのは、明るく輝く自然な笑顔です。
声は高くはっきりと、透明感を意識しましょう。
姿勢も大事ですので、顔はまっすぐ試験官の顔を見てください。
一番のコツは試験管を実際の生徒たちだと思うことなので、自分はすでに教師であり、面接会場に入る時は教室に入るつもりで臨むと良いでしょう。
心から教師を目指す人なら、それだけで自然な笑顔になり、声も姿勢も理想的な状態になれるはずです。

ただし、健康状態だけは思い込みではどうしようもありませんので、面接前には体調を崩さないように十分に注意してください。
試験管は顔色や肌つやも観ていますので、不健康な印象を与えないようにすることが大切です。

質疑応答の対策ポイント

教員採用面接の質疑応答では、理解力と判断力、そして表現力がチェックされるのが一般的です。
例えば、必ずと言っていいほどされる質問に、なぜここの教師になろうと思ったのかというものがあります。

志望動機は教師に限らずどの企業でも聞かれる定番の質問ですが、なぜ例年、双方とも分かり切った質問を繰り返すのかには意味があります。
試験管は表面上の答えが聞きたいわけではなく、これをトリガーに、応募者の人となりと教育観を知りたいと考えています。

例えば、単に自分の母校だからという答えや、研修制度が充実しているからという答えでは表面上のことで終わってしまいます。
それが悪いわけではなく、そこからもっと踏み込んだところまで回答に盛り込めば良いわけです。

例えば母校で生徒として学んだ時に、もっとこうして欲しい、こういうことが学びたいと感じたのでそれを是非実践したいという話なら、広い目で教育を見据えていることにもなるでしょう。
そして、相手に分かりやすい言葉で理路整然と話すことで、教師としての表現力のチェックにもなります。

こうした対応は、瞬時に相手の質問の意図を理解して判断し、表現できる才能のある人は良いですが、ほとんど場合それは難しいです。
だから事前に質問を想定して答えを考えておいたり、その場でも焦って答えようとせず、考えを一旦整理してから話し出す癖をつけることが大切です。
どうしても趣旨が分からない時は、確認をしても構いません。
今のご質問は、〇〇ということでよろしいでしょうか、という聞き方がおすすめです。
あえて結論を簡潔に回答し、試験管からの追加質問を待つ間に組み立てるという手法もあります。

時間制限もあるので注意

面接も過去問を多く解くことが成功への近道です。
過去その学校の採用面接でどんな質問が出たかチェックすると良いでしょう。
インターネットの教材でも質問集などがありますので、いくつか目を通して答えを構成しておきましょう。

また、最近は30秒以内で、10秒以内で、といったように答える時間を指定する場合もあるので、そう言われても焦らないよう訓練が必要です