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採用面接のお礼メールの書き方とは

採用面接のお礼メールの書き方とは

面接が終わった後にメールは送るべきか

採用面接が終わった後、お礼メールを送る人と送らない人とがいます。
とある調査によると、送ったことがある人は4割弱程度でした。
結論から言うと、どちらが良い方向に振れるかは、一概に言えないのが事実でしょう。

悩む人は多いですが、送ったほうが効果的な場合もありますし、そうではない場合もありますので、ケースバイケースで判断する必要があります。
大手であれば採用担当者も非常に忙しいですし、求職者も多いのでメールが一斉に来ても目を通し切れない場合もあります。
また、人によってはお礼メールは打算的で、かえって印象が悪いと捉える可能性もあります。

一方で、採用人数を絞っている企業では、一人ひとりの応募者のイメージがしっかり残っていて、お礼メールを送ることで好感度が上がる可能性ももちろんあります。
そして何より大事なのは、メールの内容です。

やはり人に好印象を与える文章であれば、結果に直接関係はしないとしても、マイナスに振れることはないでしょう。
このように実は難しい面接お礼メールですが、送る場合の送り方やタイミング、注意すべき点などを解説します。

感謝の意を伝えるのが本意

採用面接のお礼メールの書き方

まず、メールではなく封書を送るべきではという意見もありますが、感謝の気持ちや熱意が伝われば、現代はメールでも印象に差はない企業が多いでしょう。

ただし、古い体質の企業では手紙のほうがより丁寧な印象となります。
とは言っても面接が数回あり、次の日程が迫っている時に郵送したのでは、届く前にまた顔を合わせてしまうことにもなりかねません。
速やかに伝えるのには、やはりメールのほうが良いでしょう。
難しいのは、封書であれメールであれ、送る内容です。

大前提として、伝えるのは感謝の気持ちであることを忘れてはいけません。
面接時に足りなかった分をPRするような内容は、かえってマイナスに振れる面接官も少なくありません。
むしろなぜ面接の場でPRできなかったのか、能力を疑問視されてしまう場合もあります。
熱意を伝えるという意味では、面接時の感想を一言だけ添えるのが一番です。

もちろん前向きな内容が必須です。
面接が複数回ある場合には毎回送っても良いことは良いですが、毎回同じ内容を送るくらいなら避けたほうが良いでしょう。
面接官全員に送る必要はなく、採用担当者宛に送付して、他の方々にくれぐれもよろしくお伝えくださいという文を添えるのが一般的です。

採否に直接影響はしないのが一般的

思うようにアピールできなかった面接こそメールで挽回しようとする人もいますが、一概に言えないものの、あまりおすすめはできません。
必ず送る必要もありませんし、一般的な企業なら採否に直接影響が及ぶことはないと考えましょう。
そういうところで社員を選ぶ会社も無きにしも非ずかもしれませんので断言は出来ませんが、普通に考えてメールしたから合格、しないから不合格などという判断にはなりません。

ただ、好感触な面接で、自分も是非その会社で働きたいと希望する場合に、両思いを確定させる役割はあるでしょう。
感謝の意と志望度が上がったという熱意とを伝えることで、もともとほぼ確定だったところが、より固まる可能性はあります。
ただし、連絡先を無理矢理調べたりするのはマナー違反ですし、誤字脱字だらけでビジネスマナーもなっていないメールではすべて台無しです。

面接お礼メールの書き方

まず、送るなら面接が終わってその日のうちに送るのがマナーです。
基本構成は、宛先、挨拶、内容、締めです。
署名も忘れないようにしましょう。
件名は、採用面接のお礼(大学名 氏名)にしましょう。
具体的な例文は以下の通りです。

〇〇社
〇〇部 〇〇様

大変お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇大学〇〇と申します。

お忙しい中、面接の機会をいただき誠に有難うございました。お話をお伺いし、御社の〇〇について深く理解することができ、御社で仕事をしたい気持ちが更に強くなりました。
まずはお礼を申し上げたく、メールさせていただきました。

御社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

氏名
住所
電話
メールアドレス

以上です。
熱意を伝えるためには、面接で説明を受けた内容に具体的に触れましょう。
こうした例文はインターネットに山ほど掲載されていますし、面接官も当然そのことを知っています。
厳しいようですが、拾って来た文章をそのままコピーして送るくらいなら、送らないほうがまだ良いと心得ておきましょう