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グローバルな時代を勝ち抜くための人材育成

グローバルな時代を勝ち抜くための人材育成

業種を問わずグローバル時代を勝ち抜く人材育成が求められている

今の時代は世界で活躍できる能力がある人材がいないことには、競争に打ち勝てない時代となってきています。
日本では少子高齢化が加速しており、市場の先細りが見込まれていますので、企業の継続成長を成し遂げるためには日本市場だけに頼るのではなく、世界の市場を見据えて事業展開をしていく必要があります。
海外市場での展開や現地での支社、営業所、店舗の設置や運営、低コスト化を図るためや海外での製品供給を強化するための現地工場の運営など、日本から進出しての事業展開は業種を問わず求められています。
自動車や機械関連メーカーをはじめ、飲食店や販売、サービスと業種を問わず、海外にビジネス機会を求める時代になっているのです。

一方、海外からも日本に向けて商品やサービスを売り込んできているほか、インターネットを通じて様々な情報が手に入るようになり、日本にいる消費者の海外製品へのニーズも高まっています。
海外の商品やサービス、店舗などを他の企業に先駆けて導入できるかも、企業成長のために大きな鍵を握っているといえるでしょう。
そのためには、海外に出て他の企業や他国の企業と対峙し、ほかに負けない交渉力で商談をまとめてくる人材の育成も不可欠です。

語学力が高い人材の採用と求められる能力

業種を問わずグローバル時代を勝ち抜く人材育成が求められている

かつてまだ日本人の語学力が高くなかった時代には、海外進出のために社内育成制度や語学研修などを通じて英語や中国語、韓国語のようなよく使う言語や、出店や工場建設を行う東南アジアなどの言語を個別に習得させたものです。
ですが、今の時代は語学力があるのは当たり前ともいえる時代になりつつあり、語学が堪能な大学生や帰国子女、留学経験者の採用をはじめ、外国人採用枠を設けている会社も少なくありません。
TOEICのスコアなどを基準に一定レベルの英語力があることを前提とし、会社が必要としているほかの言語ができや語学力だけでなく、それを用いて交渉力や現地で従業員などを統率し、店舗運営などをする能力があるかも含めて人材採用や育成を図っていく必要が生じています。

社内での語学教育

社内での語学教育においては、基本的な語学力は持っていることを前提にするか、独自に学ぶことを前提に、ビジネスとして使える語学力の養成を中心に行われます。
交渉力をはじめ、現地での接客や現地スタッフとのコミュニケーション、マネジメントができるための語学力が求められ、机上研修だけでなく、ロールプレイングを中心に行うことになるでしょう。
それだけでなく、最近では日本企業でも社内公用語を英語にする企業も登場しており、国内のオフィスでも、日本人同士であっても英語でのやり取りがなされています。
国内にいながらもトレーニングが積めることで、海外に行っても堂々と自信を持って働ける力が身に付けることができるのです。

交渉力や対応力の育成

語学がいかにできても、それを使いこなしながら交渉を行い、契約をとりつけ、現地での事業展開を行うためのプレゼンテーション能力やパフォーマンス力なども要求されてきます。
このためには現地でのビジネススタイルや文化への理解も必要になります。
同じ製品であっても、日本で売れるデザインや機能、品質や味と諸外国で好まれる製品の性質は違うことが少なくありません。
それをいかに理解して商品開発やプロモーションに活かすかの柔軟な対応力や、スピーディーで自由な発想力、それをすぐに具現化して実現できる行動力や実行力なども大切です。
アウトソーシングを通じて専門の講師に指導を受け、既に現地で活躍している先輩スタッフなどからの伝授によっての養成も求められます。

現地でのマネジメント力やコミュニケーション力の育成

海外で工場を建てて現地スタッフを雇ったり、店舗運営のためにも現地スタッフを雇ったりし、かつ、現地の方を顧客として接客や販売を行っていくための能力も求められます。
異文化を理解し、どのようにすれば動いてもらえるのか、モチベーションを維持しつつ向上できるのかを学びながらマネジメントしていく能力や現地スタッフや顧客とのコミュニケーション力、現地の人に喜ばれる接客術の習得なども求められるのです。
現地に受け入れられ、現地の方の好みを理解できるかが、現地で成功するための秘訣になります。
そのためのトレーニングも、現地に詳しいアウトソーシングの講師や現地でトレーナーなどを採用して、人材育成を図るのが望ましいでしょう。