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心の健康を守るメンタルヘルスマネジメントとは

心の健康を守るメンタルヘルスマネジメントとは

心の管理が必要不可欠な時代

近年目立っているのが、仕事や職場環境によってストレスを抱える人が急増していることです。
社会や企業を支えるべき人材が、心の不調によって仕事に支障をきたし、離職に至るケースもあるため早急な改善を図っている会社も増えてきています。
働く人たちが各人の能力を発揮して活躍するためには、心の健康を維持することが大切であるとの認識が広まっているのです。
しかしながら一口に心の健康を維持すると言っても、具体的に何をどうすれば良いか分からないという人がほとんどではないでしょうか。
そこで誕生したのがメンタルヘルスマネジメント検定試験です。
心の健康を損なう理由は人によって異なりますし、健康を維持していくことも自分自身で行う必要があります。
自らで心の不調の原因となっていることを見極め、対処する能力を身につけることが求められているのです。
メンタルヘルスマネジメント検定試験は、働く人たちの心の不調を未然に防ぎ、活気ある職場環境作りを実現することも目的としています。
心に影響を及ぼさない職場に改善する方法や、メンタルヘルスケアについての知識や不調の対処方法を習得するための試験なのです。

メンタルヘルスマネジメント検定試験の受験方法

メンタルヘルスマネジメント検定試験とは?

メンタルヘルスマネジメント検定試験という名前は、まだそれほど世間に広く浸透しているものではないと思われます。
実際に検定試験を受けるに至るまでの人も、まだそれほど多くはありません。
理由としては会社勤めをしている人が対象になるためで、専業主婦や自営業の人にはメンタルヘルスマネジメント検定試験の名前を知らない人も多くいます。
メンタルヘルスマネジメント検定試験の受験方法は、統一の試験日に全国15都市で実施される公開試験を受ける方法と、企業などが任意に試験の日時と場所を設定して実施する団体特別試験を受ける方法の2種類があります。
公開試験の日程は、2018年は11月に2019年は3月に既に決まっています。
受験を考えている場合は、勉強の進捗具合に合わせて選ぶのが良いでしょう。
曜日は日曜日に設定されていますので、仕事の合間を縫って勉強し休日に受験をするわけですから、できれば自信を持って臨めるだけの知識を身につけてから受験することが望ましいでしょう。
検定試験の実施地は15の都道府県が会場となっており、自分で選択することになります。
北海道は札幌、東北地方は仙台、中越地方は新潟、東京近郊ではさいたまと千葉、横浜で開催されます。
東京はもちろん中部地方は浜松と名古屋、近畿地方は京都と大阪、そして神戸も会場に指定されています。
中高地方は広島、四国地方は高松、九州地方は福岡となっており、自分の住む地域に最も近い会場で受験するのが一般的です。

受験資格や受験コースに決まりはあるのでしょうか

メンタルヘルスマネジメント検定試験には、学歴や年齢、性別や国籍に制限は一切ありません。
また受験コースも自分が希望するものを選ぶことができ、Ⅰ種、Ⅱ種それにⅢ種のどれでも受験することが可能です。
Ⅰ種のマスターコースでは、選択問題と論述問題が行われ、Ⅱ種のラインケアコースとⅢ種のセルフケアコースはともに選択問題だけの実施です。
選択問題の試験制限時間は3種類とも同じ2時間で、Ⅰ種のマスターコースだけにある論述問題の試験時間制限は1時間という内容になっています。
受験料はマスターコースが10.800円と一番高く、順にラインケアコースが6.480円、セルフケアコースが4.320円とコースによって違ってきます。
またⅠ種のマスターコースとⅡ種のラインケアコース、あるいはⅡ種のラインケアコースと
Ⅲ種のセルフケアコースを同日に受験することも可能ですので、短期間で複数のコースを受験したい人にはおすすめです。
ただし、Ⅰ種のマスターコースだけは年に一度の実施となっていますので、複数のコースの同時受験を考えている場合は実施月に注意してください。
合格率はⅢ種のセルフケアコースで70~80%、Ⅱ種のラインケアコースで40~60%、Ⅰ種のマスターコースでは約10%とかなり難しくなりますが、受験者数は年々増加傾向にあり、関心の高さがうかがえます。
メンタルヘルスマネジメント検定試験を通して得た知識は、日々を健康に過ごすための心の健康管理に必ず役立つことでしょう。